社会心理青書:中国の若者の間で貞操観念が希薄化
中国社会科学院社会学研究所と社会科学文献出版社は北京で7日、「中国社会心理研究報告(社会心理青書)2012-2013」を発表した。全国各省区のネット婚活者3万1345人を対象にした調査の結果、中国人の貞操観念や「子孫を残す」といった意識が時代の変化に伴い希薄化しつつあることがわかった。中国青年報が伝えた。
青書は、▽性愛観念▽出産観念▽経済観念▽家庭・社会における役割に対する期待▽人生に求めるもの▽配偶者との関係に対する期待--の6方面から、婚活者の結婚に対する価値観を分析した。
性愛観念面では、男性は婚前交渉を受け入れるとした割合が高かったが、将来の伴侶の婚前交渉を受け入れるとする割合は低かった。これとは対照的に、女性は婚前交渉を受け入れるとした割合が低かったが、将来の伴侶の婚前交渉を受け入れる割合は高かった。
出産観念面では、大部分の婚活者が出産を望んでいるが、すぐには希望しないと答えている。これは都市部の仕事のプレッシャーが大きいことや、子孫を残す意識の希薄化と関係があると見られる。
経済観念面では、大部分の婚活者が「倹約的」な生活を選ぶ傾向にある。