ファンが経済を牽引? 陳坤の有料サービスが話題に
毎月18元を払えば、陳坤が「おやすみ」と言ってくれる。俳優の陳坤が最近、騰訊(テンセント)のチャットアプリ「微信」でこんな有料会員サービスをうち出すやいなや、「ファン経済」が再び注目の話題になった。ある業界関係者の指摘によると、
微信のような新興のソーシャルメディアはスターがビジネス上の影響力を拡大する上で新たな創造の可能性を与えるが、向き合うことになるコンテンツの審査、知的財産権の保護、サービスなど各方面に存在する盲点を軽視してはならないという。「国際金融報」が伝えた。
▽スターのインスタグラムをテスト有料化
実際、スターがインスタグラム(無料の画像共有アプリケーションソフト)を利用したファン向けページを開設するのは珍しいことではない。毎日写真をアップし、ファンと双方向のコミュニケーションをするのが、こうしたページの主な内容だ。だが陳坤のページはさらに発展して有料会員制を取っており、会員になると陳坤の書籍や自宅の写真などを見られるようになっている。
陳坤の微信のページに登録すると、本人の写真、ニュース、書籍、音楽などを視聴できる。ほかに言語の設定、会員の交流コーナー、陳坤が提唱する活動「ウォーキングの力」のコーナーなどがある。こうした会員の特権を享受しようと思えば、料金を支払わなければならず、1カ月で18元、3カ月で50元、半年で100元、一年で168元などさまざまな支払いパターンがある。会員になると、「ウォーキング」関係の書籍を閲覧したり、陳坤の音楽ライブラリーを楽しんだり、陳坤の自宅の写真を見たりできるだけでなく、陳坤の「おやすみ」、「おはよう」という声を聞くこともできる。
陳坤のように微信で試験的に有料サービスを提供する人には、ネット作家の南派三叔がいる。料金は1カ月5元、半年30元、年間55元だ。会員になると、南派三叔の短編作品や小説、マンガが読めるほか、交流コーナーや双方向のコミュニケーション活動に参加できる。