強い勢力の台風19号が上陸して内陸部へ
今年19番目となる台風19号(「USAGI」)が21日、中国南海北東部の海域に入り、徐々に広東に近づいている。22日午後から23日早朝にかけて広東省恵来から台山一帯の沿海部で上陸する見通しだ。交通運輸部門は20日、台風対策4級の緊急対応を起動し、中国海上搜救(捜索・救助)センター長、交通運輸部副部長の何建中氏は、台風災害に対応する様々な活動をしっかり行うと強調した。人民日報が伝えた。
台風19号の接近で、南海海域には高さ10メートル近くの高波が発生。国家防洪抗旱(水害・旱魃対策)総指揮部の分析によると、台風19号の出現による新たな状況には高度の警戒が必要だ。第一は台風の勢力が強く、24時間以内に普通の台風から超大型の台風へと3級勢力が強まっており、上陸時の風力は13―14級に達する恐れがある。第二に潮位が高く、上陸時には大潮にあたり、さらに強い風から波が大きくなると見られる。第三に、降雨の時間が長く、台風の上陸後に内陸部に進むと予測されるため、5日以上影響が出る可能性がある。第四に、都市やダムの対策の難易度が大きい。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月22日