iOS 7のフリーズ問題 買い替えを迫るアップルの陰謀か?
「iPhone 4SをiOS 7にアップデート後、頻繁にフリーズするようになり、バッテリーも消耗が早くなり、ボディが熱くなりやすくなった」ある消費者がこのほど、本紙記者にこうつぶやいた。この消費者はiOS 6にダウングレードしようと思ったが、アップルの技術者から「アップルはダウングレードを認めていない」と回答された。この消費者は、「これはアップルの陰謀に違いない。昔からのユーザーの携帯をフリーズさせ、新製品を買わせようとしているのだ」と語った。新京報が伝えた。
ニューヨーク・タイムズの科学技術系コラムニストのランベール氏も、「アップルがリリースしたiOS 7は、iPhone 5Sなどの新製品でなければスムーズに動かない。アップルの技術者は、旧型のiPhoneでiOS 7を使用した場合に、わざと信じられないようなフリーズを起こさせ、消費者に携帯の買い替えを促しているのだ」と指摘した。
記者は6日、上述した問題についてアップルの関係者を取材した。関係者は上述した内容を否定し、「エンジニアにフリーズを改善させる」と答えた。
◆スペック差でフリーズが発生
アップルの公式情報によると、iOS 7の対象機種はiPhone 4S、iPhone 5、iPod touch 5、iPad 2、Retina版iPad、iPad miniとなっている。数年前に発売され高い市場シェアを誇るiPhone 4も、対象機種に含まれる。これは市場関係者にとっては意外なことだ。その他の機種と比べ、iPhone 4があまりにも低スペックだからだ。
iPhone 4は2010年6月にアップルが発売した商品で、同社のマイクロプロセッサ「A4」とiOS 4を搭載していた。2013年9月に発売されたiPhone 5Sは、64ビットプロセッサ「A7」を搭載した。