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iPhoneが中古品を買い取り交換か 中国市場は対象外に

 米国の科学技術系のメディアは27日、「アップルは今年9月に公式取扱店で中古品買い取り交換の新計画をスタートさせ、iPhone 4Sなどの旧バージョンを、iPhone 5などのニューバージョンに交換することを奨励する」というスクープを報じた。この情報が発表されると、中国国内の多くのアップルファンから注目を集めた。しかし記者が27日、アップル中国法人の関係者に裏付けをとった際、「同情報は公式発表ではなく、現段階ではコメントできない」と回答された。また記者がアップルの取扱店から得た情報によると、現時点では同計画に関する通知を受けていないという。南方日報が伝えた。

 ◆iPhone 5の在庫処分

 アップルの同計画に関する情報は、今年6月にも伝わっていた。当時の情報によると、アップルは7月に同計画をスタートすることになっていたが、何らかの原因により延期された。消息筋は、「アップルの米国の取扱店の一部社員は、近日中に同計画の研修を受けるよう通知を受けており、研修の資料も一部の店舗に送られた」と語った。これは業界内で、アップルが同計画を正式にスタートさせたシグナルとされている。

 アップルは中古品買い取り交換について否定していない。アップルの公式サイトでは、中古品をオンライン販売している。アップルのティム・クックCEOは先ほどの財務報告電話会議で、同計画に「反対しない」と表明し、「私は一部でそのような取り組みがあることを知っており、同計画の環境面のメリットを気に入っている。これは私にとって励ましとなる」と語った。

 コンサルティング会社のアナリストの劉正昊氏は、「次世代iPhone発表前に中古品買い取り交換計画を進めることで、アップルはiPhone 5の在庫を処理できる。産業チェーン川上からの情報によると、iPhone 5は今年9月に正式に生産を停止し、iPhone 5Cを発表することになる。アップルはこれまで旧バージョンのiPhoneを値下げ販売していたが、iPhone 5ではこの手法を使わないことになる。つまりiPhone 5は今後市場から姿を消し、iPhone 5SとiPhone 5Cのみとなる。この新しい製品ラインナップを受け、現在のiPhone 5の在庫を中古品買い取り交換によって処分することは、悪くない選択肢だ」と分析した。

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