専門家 iPhone 5sの指紋認証にリスク
今回アップル社の新製品記者会見は業界では力不足と評されているが、唯一のポイントはiPhone 5sの指紋認証システムで、スマートフォンの安全性が指紋認証システムで向上したとされている。
しかし元グーグルのセキュリティ担当者、安全分野の専門家である舒曼氏はこの説に反論している。舒曼氏によると、指紋認証はローカルに指紋データを保存するため、保存場所に高い安全性が求められる。iPhone 5sの発売で指紋データがハッカーなどの新たな標的となる可能性があるという。
この指摘は根拠がないものでもない。指紋情報は非常にデリケートな個人のプライバシーであり、現在でも重要な証拠として指紋や手紋が採用される。これまでにも、犯罪者が他人の指紋情報を入手し、指紋つきの手袋を開発して指紋認証システムを突破したケースがある。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月16日