大学寮の暑さ対策 ペットボトルでウォーターベッドを作成
2.2リットルのミネラルウォーターのペットボトル80個以上をきちんと並べ、上に2枚のござを敷けば、不思議な「ウォーターベッド」の誕生だ。大学生の袁さんが19日に体験したところによると、この「ウォーターベッド」は柔らかく快適で、寝ると背中が涼しいという。
武漢東湖学院平面設計専攻の1年生の袁さんが住む寮の、彼の隣のスペースにウォーターベッドは設置されている。寮の部屋には3人しか学生が入居しておらず、皆で飲み終わったミネラルウォーターのペットボトルを無人のスペースに保存しておいた。夏の高温の時期がやって来たが寮には扇風機しかないため、学生の一人が「ペットボトルに水を入れて並べたら、ウォーターベッドにならないだろうか」と提案したという。
「水をつめるだけでも時間がかかった。半時間以上は費やした。」大きなペットボトルが足りなかったため、急遽いくつか探しに行った。ちょうどベッドの枠に収まる大きさだったため、「ウォーターベッド」の構造は安定しているという。
この「ウォーターベッド」を試した同室の2人の学生によると、背中は涼しいが、お腹側は相変わらず熱く、ベッドの上に直接寝たほうがまだ涼しいということだ。しかし彼らはこの「ベッド」を解体するつもりはなく、7月の夏休みが来るまで使う予定だ。
湖北省中医院幹部保健科の甘愛萍教授は「『ウォーターベッド』で涼をとるというのは避けたほうがよい。水の湿気が背中から直接体内に侵入し、骨や筋肉を傷めて関節炎を引き起こす可能性がある。水の温度が高ければ、暑さ避けの効果はない」と語る。武漢?報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月20日