中国初の3D印刷技術センター、南京に入居が決定
【中日対訳】 中国3D印刷技術産業連盟、南京市栖霞区、南京経済技術開発区は24日、戦略提携合意書を締結した。中国初の3D印刷技術イノベーションセンターが、南京に設立されることとなった。南京日報が伝えた。
3D印刷技術は「第三次産業革命」の到来を示すとされているが、3D印刷産業の生産は依然として小規模だ。世界3D印刷業界の2012年の生産額は、人民元換算で約100−110億元(約1500−1650億円)に達し、中国は約3億元(約45億円)となった。アジア製造業協会CEO、中国3D印刷技術産業連盟秘書長の羅軍氏は、「3D印刷技術は現在、成熟したビジネスモデルを持たない。伝統的な工業企業のビジネスモデルは、設備の生産・販売だが、3D印刷はこの伝統的な工業の手段を踏襲している」と指摘した。そのため業界の専門家と企業家は、3Dオンラインビジネスプラットフォームの構築、3D印刷技術産業基金の設立、3D印刷産業本部拠点の建設に期待を寄せてきた。
この需要に応じ、中国3D印刷技術産業連盟、南京市栖霞区、南京経済技術開発区は戦略提携合意書を締結し、初の中国3D印刷技術イノベーションセンターを南京に設立することを決定した。同センターには3D印刷応用センター、モデルセンター、科学普及・教育・研修・加工センターなどが含まれる。同センターは国内外の優秀人材を招聘し、南京で3D印刷技術のビジネスモデルを探索し、伝統産業のモデルチェンジ・アップグレードに貢献する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月27日