南京で「小さな結婚式」が流行
結婚式でテーブルはたった一つしかなく、招待客は合計で20人程度、料理の数は招待客1人あたり1品、というような、伝統的な概念を覆す「小さな結婚式」がこのほど南京で行われた。南京の多くのホテルや関連企業によると、こうした「小さな結婚式」を挙げるカップルが増えてきているという。南京のあるホテルではこのほど「一つのテーブルも100のテーブルと同様に素晴らしい」という広告を出し、理性的な消費の傾向が結婚業界にも広がっている。
南京のあるホテルの関係者は「小さな結婚式」が体現する節約のブームを支持している。「披露宴でのホテルの料理は一般にテーブル一つに10人分という計算だが、実際には多くのカップルが、料理を余らせてもよいから全ての料理が食べつくされた空の皿を見たくない、と料理を追加する。」同関係者によると、会場関係者はこうした浪費に対して「料理を持ち帰るか?」と尋ねるものの、新婚カップルと親しい親戚の一部を除いて、同僚や友人などで持ち帰りを希望する人は少ないという。「披露宴の料理の余りを持ち帰ることが習慣になるとよいと思う。『小さな結婚式』のように、食べきれるだけを注文するのがよい。こうした婚礼は現在のような豪華で大規模な婚礼の傾向に理性的な概念をもたらすだろう。婚礼で最も重要なのは暖かさと幸せだ。幸せの大きさは、婚礼の規模とは関係ない。」(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月25日