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劣勢に立たされたアップル 中国で新製品発表会の開催を計画

 中国携帯電話市場で劣勢に立たされているアップルが、ついに重い腰を上げた。4日に明らかになったところによると、アップルは前代未聞となる中国での新製品発表会を開き、中国市場での巻き返しを図るという。しかし業界関係者は、こうした表面的な取り組みだけでは根本的な効果を得ることはできないと分析している。京華時報が伝えた。

 アップルは現地時間9月10日に、カリフォルニア州クパチーノ市にある本社で新製品発表会を開くことを決定した。しかしアップルはいつも通りの「極秘」態勢で、発表する新製品の内容については公表していない。同発表会で登場する新製品は、次世代スマートフォンiPhone5Sおよび、廉価版のiPhone5Cと予想されている。アップルはこれまで米国本土のみで発表会を開いていたが、今回はこの方針を変え、中国で初めて新製品発表会を開くことになった。

 アップルの中国での発表会は9月11日の午前9時に、北京市の中国国際貿易センター第三期で開かれる予定で、米国での発表会(北京時間11日午前1時)からわずか8時間後となる。アップルと提携関係にある中国聯通(チャイナ・ユニコム)と中国電信(チャイナ・テレコム)の役員が同発表会に出席するという噂だが、中国聯通の関係者は「役員の出席については未定」と語った。

 通信業界の専門家の項立剛氏は、「アップルが初めて中国で発表会を開くのは、iPhoneの中国市場における販売急減の圧力を感じ取ったためで、この退勢を挽回しようと躍起になっている。しかし製品ではなく、表面的な形式の変化だけでは、根本的な成果を得ることはできない。サムスンなどのメーカーと比べると、iPhoneはすでにそれほど魅力的ではなくなった。そのため中国市場における退勢を挽回することは困難だ」と指摘した。

 製品の競争力低下により、かつて一世を風靡したアップルは現在、業績悪化の圧力に直面している。アップルがこのほど発表した2013年度第3四半期業績報告によると、アップルの第3四半期の純利益は22%減となった。またアップルの第3四半期の大中華区における営業収入は、前年同期比で14%減、前四半期比で43%減と激減した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年9月6日

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