珠海航空ショー(1)中国の防衛システムをリアルに展示
今回の珠海航空ショーでは、動的シミュレーション技術を駆使した防衛対抗システムのバーチャル展示が行われている。人民日報が伝えた。
中国航天科工集団公司の展示エリアでは、中国が自主開発した最新の対空ミサイル防衛システムの、目標発見から迎撃成功までの全プロセスがシミュレーションシステムを使ってリアルに再現されている。
映画館のようでもあり、宇宙飛行任務の指揮ホールのようにも見えるこのシミュレーションシステムは、実戦でのミサイルを使った共同作戦の様子を3D映像、音、光でリアルに再現。情報化時代の戦争の一場面を体験することができる。
ミサイル兵器をより直感的に体験できるように、同システムでは赤チームと青チームが最新のミサイル兵器を使って交戦する様子、ミサイルが発射され、目標を破壊するまでの全過程を3D映像で描き出している。
会場ではこのほか、航天科工集団が自主開発した第三世代地対空ミサイル「FD-2000」の実物も展示されている。「FD-2000」は中国の中高度・中長距離の地対空ミサイル兵器の中で極めて優秀な兵器であり、各種航空機だけでなく、精密誘導兵器も迎撃することができる。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月15日