中国がDBS装置を開発 パーキンソン病治療に貢献
【中日対訳】 各部門からの支援を受け、清華大学が10年間にわたり開発を続けた脳深部刺激療法(DBS)のシリーズ製品が、世界の同類製品の先進技術水準に達した。中国はDBS装置を開発・生産できる、世界で2番目の国家となった。新華社が伝えた。
清華大学DBSプロジェクトの担当者、航天航空学院の李路明教授は、「DBSは電極を大脳の特定部位に埋め込み、電気刺激により治療効果を引き出す、安全かつ可逆性を持つ、効果の明らかな神経調節治療法だ。DBSは現在、外科のパーキンソン病治療の第一の選択肢となっている」と説明した。
DBS装置は高い技術力を必要とし、開発が困難だ。清華大学は中国科学技術部(科学技術省)や北京市などの支援を受け、有人宇宙飛行のハイテク技術をDBS装置の開発に応用し、10年間の研究を経て開発に成功した。清華大学の開発した各種のDBS装置は、約100人のパーキンソン病患者の臨床治療に使用されており、最長で術後40カ月に達するケースもあるが、治療効果が高く、安定的な性能を維持している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月8日