衛星測位システム北斗、来年にも携帯電話に技術搭載
武漢大学リモート・センシング情報工学国家重点研究室の李徳仁主任はこのほど、中国の衛星測位システム「北斗」の技術が、来年にも個人の携帯電話に搭載される見込みが高いことを明らかにした。北斗システムは、2012年12月27日にアジア太平洋地域で運用が開始されて以来、非常に安定したシステム性能を維持しており、測位精度は確実に高まり、社会からの認知度と影響力も大幅に上昇している。
李主任は、「北斗システムの航法精度はすでに誤差1メートル前後に達しており、車道の位置まで正確に測位することができる。中国は今までに16基の北斗衛星を打ち上げ、うち14基が稼働、主にアジア・太平洋地域全体を網羅している。世界全体をカバーするには、30基以上の衛星が必要だ。北斗は2020年ごろまでに世界中を網羅するだろう」と述べた。
李主任はまた、「北斗システムの受信機はすでに市場で販売されており、カーナビや各種測量・調査に応用されている。国内の多数の都市で同システムの民用化が始まっている」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月9日