李さんが開業したメンタルヘルスコンサルティング機関は、患者が年末に抱く「精神的困窮」を緩和することを目指している。李さんは、「これらの患者に対して、心理学の専門知識を活かして、心理的にリラックスさせたり、注意を他の事に向けさせる、雑念を取り除く、心理的な耐性の向上、興味や趣味の範囲を広めていくといったアドバイスやサポートを行う。こうしたことを通じて、事態の成り行きに任せて泰然と構える境地に達し、晴れ晴れと伸びやかなに心理状態を得ることができる」と述べた。
○心理テストは判断材料にならない
何医師は「ここ数年、若い患者が増加の一途を辿っている。彼らの話を聞くうちに、これらの若者は、心理的な問題や、やや普段とは異なる思いに駆られたとき、ネット上で心理テストを受けて自分の心理状態を診断しようとするケースが多いことがわかった」としている。
そして「この傾向は今の若者たちが自分の精神状態を重視している表われだ。『症候チェックリスト90(SCL―90)』など、ネット上で一般公開されているものは、確かに、焦燥感やうつ感情など心理的な変化に対し、簡単に自己診断する助けとなる」とする一方で、「たとえ病院のメンタルヘルス外来で患者に対して行われる心理テストであっても、補助的な治療手段にすぎず、その役割は初歩的な参考にとどまり、主な診断根拠とはならない。やはり、治療のタイミングを逃さないよう、専門医の診察をきちんと受けるべきだ」とアドバイスしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月3日
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