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中国、世界最大の「独身者の国」に

人民網日本語版 2017年01月09日09:07

中国の親にとって、子供が結婚しないことは最も頭の痛い問題だが、中国は今や、世界最大の「独身者の国」となっている。(文:ラルフ。瞭望東方周刊掲載)

最新の統計データによると、中国には2億人の成人の未婚者がいる。このうち女性は36%、20歳から39歳の独身者は5800万人と、世界最大の「独身者の国」となった。

筆者自身の感覚では、中国都市部に住む女性の結婚観の変化は極めて著しいという印象がある。

ある「80後(1980年代生まれ)」の同僚女性は、27、28歳の頃、結婚について非常に焦りを感じ、「誰か良い人がいたら紹介して」とあちこちに頼みまくったという。お見合いに忙しい日々を送り、いわゆる「行き遅れ女性」になることを何よりも恐れた。だが、今年三十路を迎える彼女は、度重なる「お見合い」体験を経たことで、かえって心が軽くなり、「仕事に専念しよう」という心境に達した。その後2年以内に副部長に抜擢され、休暇には、親しい女友達としばしば海外旅行を楽しんでいる。

「実は、独身ってとても幸せなの」と彼女は私に教えてくれた。

騰訊(テンセント)が2016年に実施した調査によると、女性回答者の37%は、「結婚しない生活は大変快適」と答えている。

「焦る『行き遅れ女性』」から「しあわせな独身者」へと変わり、多くの中国女性が「達観」している。結局、結婚は人生の選択肢の一つにすぎず、必須項目ではないというわけだ。

このような変化の背後にある原因として、彼女たちの教育レベルや職場での地位が向上したことが挙げられる。それによって、より前向きな意欲を持って、「結婚しない」などのさまざまな人生を選択できるようになった。


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