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人民網日本語版>>社会・生活

中国、国家職業病防治規則を発表 (2)

職業病撲滅への集中的な取り組みに着手

人民網日本語版 2017年01月10日13:59

「計画」では、条件に見合う塵肺症などの職業病の患者がいる世帯をすぐに最低生活保障の対象とし、職業性塵肺症、化学中毒症、騒音性難聴、放射性疾患などの予防・治療技術ならびに粉塵や化学物質などのスピード測定技術の向上に重点的に取り組むことが打ち出された。

新たな職業病も絶えず登場している。2008年、中国で「インジウム」が原因となって引き起こされる職業病の症例が初めて確認された。江蘇省の某工業区にある携帯電話用液晶スクリーンを生産するメーカーにおいて、液晶画面フレーム部分へのインジウム吹付け・塗装作業を長期にわたり行っていた1人の作業員が、呼吸困難や息苦しさといった症状を頻繁に起こすようになり、診断の結果、極めて稀な「インジウム中毒」であることが判明した。

このような新型職業病をいかに予防・治療すべきか?「計画」によると、職業病予防・治療に関する基礎研究を奨励・支援し、発病メカニズムの研究を推進し、重点集団・重点業界を対象とした疫学調査を実施し、職業上の健康被害、新たな職業病の危害要因、疾病負担などの研究を早期に展開し、予防・治療政策の制定に科学的根拠を提供することを目指すとしている。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年1月10日


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