「国と国との交わりは民の相親しむにあり」という。中日友好の「根っこ」は民間交流にあり、中日友好という大木の枝葉を茂らせ、すくすく成長させようとするなら、「積極的な民間交流」という「恵みの雨」を絶えず大木に注ぎかけなければならず、そうしてはじめて中日関係を安定的に遠くまで前進させることができるのだ。
中日民間交流はこれまで中日の国交の回復・正常化を後押ししてきたし、今年はちょうど中日国交正常化45周年にあたる。かつての中日国交正常化の大変な困難さをじっくりと振り返れば、中日民間交流の得難さ、貴重さがよくわかり、中日民間交流が両国の関係史の中でどれほど重要な位置を占めているかがよくわかる。
アパホテルが客室に右翼史観の書物を置いたのは、小さなことのようだが、中国人の心の中では、第二次世界大戦中に日本の軍国主義が犯した尽きることのない罪行を美化するいかなる出来事も小さなことではなく、非常に敏感な出来事であり、公憤を引き起こすものだといえる。歴史的事実は客観的に存在しており、誰かが糊塗し粉飾してもいささかの変化も生じない。「美しいものは美しいのであり、醜いものは醜い」。元谷社長のような輩が「著作で自説を吹聴し」くどくどと弁解しても、第二次世界大戦中の日本の軍国主義の犯した歴史的な罪行を書き換えることは決してできない。
中日の民間友好交流は「浄土」であり、「晴天の青空」だ。中日の平和を愛するすべての良識ある人々はこの「浄土」・「青空」を心を込めて守り、細心に保護し、その表面にどんな小さなものでも塵があれば真剣にぬぐい去らなければならない。たとえ塵があっても恐れるには足りず、手を動かして、はじき飛ばせばよい。塵芥のない中日民間交流が、より晴れ渡った青空になることは間違いない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月19日
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