習近平国家主席は現地時間18日、ジュネーブのパレ・デ・ナシオンでハイレベル会議「共に協議して人類運命共同体を共に築く」に出席して基調演説を行い、人類運命共同体の理念を深く、全面的に、系統立てて明らかにし、人類運命共同体という偉大なプロセスを共に推し進め、対話・協議、共同構築・享受、協力・ウィンウィン、交流・相互参考、エコ・低炭素を堅持し、平和の永続する、普遍的に安全な、共に繁栄する、開放的で包摂的な、クリーンで美しい世界を構築することを主張した。演説の概要は以下の通り。新華社が伝えた。
人類は大発展、大変革、大調整期にある。
平和の火を代々伝え、発展の原動力を絶やさず、文明の光を輝かせることは、各国の人々の期待であり、われわれの代の政治家のしかるべき責任でもある。中国の案は人類運命共同体を構築し、ウィンウィンと「共に享受」を実現することだ。
人類運命共同体を構築するには、第1に対話・協議を堅持し、平和の永続する世界を築くことだ。
大国は互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、摩擦や溝を管理・コントロールする必要がある。大国は小国に平等に接する必要があり、唯我独尊、強引な取引の覇道を行くべきではない。
第2に共同建設・享受を堅持し、普遍的に安全な世界を築く。
世界に絶対に安全な理想郷はなく、一国の安全が他国の動揺の上に築かれてはならず、隣国に問題が生じた時には自国の事ばかり考えてはならず、助けに行くべきだ。一国のみでは困難は克服しがたいが、多数の国が協力すれば克服できる。テロ、難民危機などの問題は地政衝突と緊密な関係にあり、衝突解消が根本策だ。当事各者は協議・交渉を通じて衝突を解消する必要があり、他の各者は積極的に交渉・和平を促進し、主要調停ルートとしての国連の役割を尊重すべきだ。
第3に協力・ウィンウィンを堅持し、共に繁栄する世界を築く。
保護貿易主義で、経済活動を限られた範囲内に制限すれば、他国を損ない、自国も利さない。経済グローバル化の健全な発展を誘導するには、調整を強化し、ガバナンスを整備し、開放的、包摂的で、どの国にも恩恵を及ぼす、均衡ある、ウィンウィンの経済グローバル化を推進し、公平・公正の問題の解決に力を入れる必要がある。
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