中国の習近平国家主席が18日にジュネーブの国連欧州本部で行った演説「人類運命共同体を共に構築する」に国際世論は強く注目している。外国のメディアや知名人は「習主席は遠い将来を見通して、人類運命共同体の構築という中国の案と行動の道筋を明確に描いた。歴史的深みがあるだけでなく、現実的的確性もあり、中国の主張と責任ある大国のイメージが十分に示された」と指摘した。
■「国際体制における中国の役割は大きくなっている」
「現在、世界経済の不確定性に人々の心は『切っても切れず、整えようとしてもなお乱れている』状態であり、各方面は人類の将来に対して期待に満ちているとともに戸惑いを覚えてもいる。習主席のジュネーブ訪問は国連と多国間主義に対する中国の断固たる支持を示すとともに、世界秩序の変化に前進の方向性を指し示した」。シンガポール紙「聯合早報」は19日の署名記事でこう指摘した。
ブルームバーグはオックスフォード大学の経済学者、ジョージ・マグナス氏のコメントを引用して「世界の不確定性が高まる中、習主席の演説は確定的なメッセージをもたらし、国際体制における中国の役割が大きくなっていることをはっきりと示した」と報じた。
「習主席の演説はグローバル・ガバナンスに力を捧げる中国の決意を体現している。つまり中国はグローバル・ガバナンスの参加者になるだけでなく、そのプロセスの先導者になるということだ」と、あるエジプト紙は論じた。「中国指導者の打ち出した発展理念はグローバル化の発展の潮流に合致する。現在グローバル化が抵抗に遭う中、人類運命共同体の理念は1つの対処だ」。
AFP通信は習主席のスイス訪問によって中国は世界の指導者としての魅力を得たと称賛。「習主席は世界の平和と発展の推進について中国の案を示した。つまり人類運命共同体を構築し、ウィンウィンと共同享受を実現することだ」と報じた。ローザンヌ大学の中国専門家は「中国は国際舞台で責任ある大国としてのイメージを示している」とした。
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