中国人の生活の質は「発展」というよりも「飛躍」と言えるような変化を遂げた。土煉瓦でできた住宅からトイレ付きのマンションに、自転車から高速鉄道に、そして固定電話すらなかった時代からモバイル端末による微信(Wechat)まで、その進歩は抽象的な概念に留まらず、非常に具体的なものとして人々の前に現れている。そしてそれは一世代かけての進歩というのではなく、わずか数年のうちに起こったのだ。
そのため、世界各国の国民の満足度を評価する研究者たちが、すでに数年も前から、中国人を世界中で最も幸福だとしていることも、何ら不思議ではない。5分の4の中国人が「自分の子供は自分よりも良い暮らしをできる」と信じており、この結果は、欧米と全く対照的な結果となっている。世論調査によると、欧米では「自分の子供の暮らしは、今より悪くなる」と予想する人が圧倒的多数を占めている。
このような危惧の原因として、1980年代は核兵器と酸性雨、1990年代は高い失業率、そして現在は人口構造の大きな変化を挙げている。危惧する原因は常に変化しているが、その懐疑的な態度だけは変化しないままだ。
ドイツは、中国をもっと見習うべきだろう。もっと楽観的になり、変化に対する意欲を持ち、冒険的精神を持つべきではないだろうか。それはドイツをより幸せな国にするだけでなく、社会と経済のエネルギーを放出していくことにつながるだろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月22日
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