だが、もめ事を引き起こす日本側の挙動が「自己満足」に過ぎないことは誰の目にも明らかだ。中国と東南アジア各国は最近すでに南中国海問題について多くの共通認識にいたり、南中国海情勢は安定と好転へと向かい、対話と協議による解決という正しい道へと戻っている。中越双方は少し前に共同声明を発表し、南中国海をめぐる溝を管理・コントロールすることで合意したと表明した。フィリピンのドゥテルテ大統領は、南中国海問題で引き続き中国と直接対話を行うとも指摘した。日本側の様々な離間行動が、東南アジア各国を惑わす目的を達することは全くできない。こうした国々は、協議による解決こそが各国の利益に真に合致すると分かっているからだ。
国家間の関係を発展させ、真に友情を結ぶのは、一体何によるものか?この問題について、日本の現政権は久しく途方に暮れているようだ。正しい態度で歴史問題を扱おうとせず、周辺国との関係発展に障害をもたらしていることが、その際立った表れだ。政治的謀という「心の悪魔」を帯びて経済協力を語るのは、実際には地域の安定を損なう事だ。挑発と離間、自国の利益のみ考えて他国の迷惑を顧みない日本指導者の慣れた手口は、アジア各国及び国際社会の信頼を得られない運命にあり、長期的に見ても日本自身の安全とアジア太平洋の平和を守るのは困難だ。
仁に親しみ隣に善くし、誠意をもって接する。これは国と国のしかるべき付き合いの道だ。対抗はアジア及び世界の発展の主流ではないし、そうあるべきでもない。もしこうした道理と現実を受け入れられず、アジア各国と共に誠心誠意協力を図り、共に発展を促進することができないのなら、日本が地域の大家族の中で真に歓迎されることはあり得ず、「友人を得る」道において不安で気が気でない悪循環から脱することは不可能だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年1月23日
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