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人民網日本語版>>政治

心に悪魔を生じた日本に真の友人を得るのは困難

人民網日本語版 2017年01月23日17:14

最近、日本政府の「外交的視線」は複雑に入り組み、必死になって「友人を得よう」としているが、心中自信を欠いている。(人民日報「鐘声」国際論評)

まず日本は韓国と競い合ったが、少なからず挫折感を味わった。在釜山日本総領事館前の「平和の碑」少女像に抗議するため、駐韓大使と駐釜山総領事を一時帰国させた。この行動を日本の主流メディアは「性急に過ぎ、冷静さを欠く」と批判された。続いて、安倍晋三首相がフィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムを訪問し、東南アジアカ国に仰々しく「大きな手みやげ」を送り、各国を抱き込んで中国を牽制し、南中国海問題に介入しようと企てた。だが、これは徒労に終るというのが国際世論の一致した考えだ。そして今、日本政府は米新政権と早急に会い、米日同盟強化について「安心を得る」ことを待ち望んでいる。だが、米新政権は将来日本にどれほどの義務を要求するだろうか?答えは待たれ、日本側は心中気が気ではない。

一連の繁雑な現象からは、日本の政治家に常にある表に出せない「外交上の心のわだかまり」が難なく見てとれる。AP通信は、トランプ政権の外交の方向性が予測困難なため、安倍首相の行動は東南アジア諸国を指導して共同で中国に対抗することを望むものになると指摘した。シンガポール紙「聯合早報」は、安倍氏の今回の外遊は堅固な「中国包囲網」を築くためのものだと指摘した。フィリピンは今年のASEAN議長国、ベトナムは今年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)議長国であることから、日本の毎日新聞は安倍首相の東南アジア訪問について、南中国海問題を再び取り上げることを始め、今年の多国間の場で討論する議題を主導する意図があると指摘した。

数百億ドルの借款の約束、数10億ドルの大型投資、巡視船さらにはミサイルの供与。安倍首相の「大きな手みやげ」の中には、実は南中国海情勢を激化させる「信管」がひそんでいる。安倍首相の出発前、日本メディアはいわゆる「南中国海の争い」と「中国の脅威」を誇張し始めた。フィリピンのドゥテルテ大統領との会談後、安倍首相は待ちきれない様子で記者会見で「南中国海問題は地域の平和と安定に直接関係する、国際社会全体の懸念」などとぶち上げて、意図的に誇張した。


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