韓国のサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」は2016年8月に発火事故が相次いだ後、回収、販売停止、製造停止という道のりを歩んできた。4カ月あまりを経て、発火の原因がついに明らかにされた。中国新聞網が伝えた。
サムスンが23日に本社で行った発火事故の説明会で、無線事業部の高東真部長が、「ノート7の発火事故の原因はバッテリーだ。バッテリーに設計・製造段階から問題があった」と述べた。
説明会では事故の真相と分析の内容が公表されたほか、何組かの数字が明らかにされ注目が集まった。
過去数カ月間に、サムスンは大規模な特殊実験装置を組み立て、研究員と技術者を計700人あまり投入して、ノート7の製品20万個以上、バッテリー3万個以上についてテストを行った。
ノート7は世界で306万台を売り上げ、これまでに96%が回収された。
ノート7は16年8月に発売され、半月後に最初の爆発事故を起こし、ただちに製造が停止され、数カ月の短命に終わった。ごく小さなバッテリーが一大事を引き起こしたのだ。サムスンの損失は一体いくらになったのだろうか。
説明会によると、バッテリーは設計・製造の段階で問題があるが、サムスンは、「サプライヤーのせいではない」とし、ノート7のバッテリーを製造したサプライヤー2社に訴訟を提起する考えはないことを明らかにした。これはつまり、ノート7の爆発事故によって生じた経済的損失をすべてサムスン自身で埋め合わせするということだ。
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