中国は現在、春運(旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の時期で、帰省ラッシュが始まっている。今年も道路と鉄道を利用して帰省し、家族や親戚と一緒に春節(旧正月、今年は1月28日)を過ごす人が多いが、中国の所得水準や消費観念が向上するにつれ、レンタカーで帰省する人が現在増加している。中国新聞網が報じた。
中国のレンタカー大手・神州租車が最近発表した「2017春運レンタカービッグデータ報告」によると、レンタカーブームが現在、一・二線都市から三・四線都市に波及しており、三・四線都市の成長率が明らかに一・二線都市を上回っている。三・四線都市のレンタカー利用者は主に若者だ。
春節にレンタカーで帰省がブーム
13年から、春節にレンタカーで帰省する人が少しずつ増加しはじめ、春運期間中の神州租車で貸し出された自動車の走行距離は2年で、地球と太陽を往復する距離に匹敵する3億キロを超えた。
「法制晩報」の調査によると、ネットユーザーの17.7%がレンタカーでの帰省を予定しており、その数は列車に次ぐ多さだった。ネットユーザーの5割以上は「レンタカーはとても便利。家族だけでなく、お土産の正月用品もたくさん載せられる」とレンタカーを選ぶ理由を説明している。また、ネットユーザーの6割が「3000元(約5万円)以内」ならレンタカーでもOKとしている。
ビッグデータによると、春節のレンタカー利用者で最も多いのは「出稼ぎ労働者」、「学生」、「ホワイトカラー」。また、利用者の車の年式や車種に対する要求も高まっており、7人乗りの商用車やSUVのニーズが明らかに高まっている。
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