(3)人気トップの目的地はやはりアジア
欧州観光旅行の予約件数は大幅に増加したとはいえ、やはり、春節連休の旅行目的地といえば、アジアが海外旅行の最大シェアを占めている。
中国最大のオンライン旅行サイト「携程網」によると、中国人観光客の間で最も人気がある海外旅行目的地トップ10の多数をアジア・太平洋地域が占めている。首位はタイ、続く第2位は日本、第3位は米国。第4位以下は順に、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナムとなっている。
(4)海外旅行支出は引き続き安定
携程網の予測によると、2017年春節連休の中国人海外観光客数は延べ600万人を上回り、消費総額は1千億元(1元は約16.5円)に達する見込み。中国国家観光局と携程網の合同調査によると、昨年の春節連休期間、中国人海外観光客数は延べ600万人ちかくとなり、消費総額は900億元に達した。
好訂網大中華区マーケティング総監を務める庄佩芙氏は「世界の経済状況、気象災害、悲惨な国際事件の勃発などの要因を踏まえると、国内旅行および海外旅行のブームはやや低下すると予測されるが、世界各地の訪問先での中国人観光客による消費力は、依然そのパワーを失っていない」と分析している。
また「中国人はホテルに宿泊することを好み、しかも三ツ星クラス以下のホテルは避ける傾向がある。経済成長スピードはやや落ち込んでいるが、中国人観光客の78%は、三ツ星クラス以上のホテルに滞在する。中国人観光客は、旅行消費額が最も多い旅客で、海外旅行客の一人当たり年間旅行消費額は2万2592元に達している」とした。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月26日
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