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日本人のファッション文化と心理(一) (3)

人民網日本語版 2017年02月04日09:00

良し悪しは別として、現代人はファッションの機能性を厳密に区別しており、これは少なくとも経済状況が良いことを前提としている。日本ではスニーカーを履き、登山服を着て出勤する人は絶対にいない。ほとんど全ての日本の学校には更衣室があるため、体育の授業があるときも朝から体操着を着て登校する必要がない。日本の学会において、中国人はかなりの高い確率で見分けることができる。それはその醸し出す雰囲気からではなく、彼らの服装が日本人に比べカジュアルなためだ。入学式や会議、面接などの場面で、日本人は常に2つボタンのダークスーツにスラックス、もしくはスカートという服装にかっちりしてシンプルな黒い革製のカバンという組み合わせとなる。

スーツは西洋人発明したものだが、今では東洋人の方が着る人が多いというのは何とも不思議な現象だといえるだろう。実は、ファッションと国の経済力にはほとんど関係がない。2012年のあるサンプリング調査によると、西欧諸国でスーツを着る人の割合はあまり高くなく、その割合が高いのはやはりアジアで、インドがトップだったという。中国では服装は比較的自由で、正装して仕事をする人はあまりいない。チャイナドレスを着るのはレストランなどの入り口に立つ案内係で、結婚式以外でスーツを着てネクタイを締めるのは保険会社などの営業や、不動産の仲介会社に勤めている人くらいだ。中国・日本・韓国の3ヶ国を比較してみると、ランチタイムには韓国の光華門(クァンファムン)、日本の六本木や秋葉原はスーツ姿の人で埋め尽くされるが、中国ではスーツ姿は全く見られず、コットンパンツやジーンズを穿いた人が全体の半数を占めている。日本人の友人から教わった女子学生に関する面白い判断方法によると、街中で制服を着ている女性のスカートが短かければ短いほど、学年が上であることを表しており、彼女たちは自分でスカートを短くしているという。制服のスカートは女子学生の特権であり、もし社会人の女性が自分のスタイルを強調するミニスカートを穿いたとしたら、とても礼儀知らずの行為となってしまう。中国人女性の服装の自由度はとても高く、二線・三線都市の女性の服装はほとんど年齢にとらわれていない。日本では大学生、会社員、専業主婦にかかわらず、着ている服装を見れば、彼らがどんな仕事や身分なのかを簡単に推測でき、どんなグループに属しているのか一目でわかる。身分にふさわしい服を着るというのは、ひょっとするとそういう意味なのかもしれない。(編集YK)

「人民網日本語版」2017年2月4日


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