インタビューの当日、蒋さんらは夜闇の中、溶けた1500度の鉄と特製の液体を空高く打ち放ち、一瞬にして一面の「流れ星」を作りだした。
蒋さんは20代の頃から龍を操ってきた。年を取り体力の限界を感じた蒋さんは、40代から火花を散らす役割を引き受けるようになった。毎年、蒋さんはパフォーマンスシーズン以外には農作業に従事し、春節などのシーズンになるとパフォーマンスチームと共に「出征」する。今や中国のほとんどの地方を訪れたことがあるという蒋さんは「毎年の春節は書き入れ時なので、他郷で過ごすことがほとんどだ」と話す。
龍を操る舞龍隊の趙自強隊長(25)は「国家級の無形文化財である火龍鋼花を人々に知ってもらい伝承していくため、外に出る必要がある。私は16歳からこの世界に身を投じ、もう6年も実家で春節を過ごしていない。今流行りの言い方をするなら、いわゆる『春節も帰省しない族』と言ってもいいかもしれない。続けられる理由は火龍鋼花が大好きなのと、もっと多くの人に知ってもらいたいからだ」と述べた。
10人からなる舞龍隊のうち9人は銅梁出身の大学生で、それぞれ西南政法大学や重慶大学、西華師範大学などの学生だ。メンバーの一人、大学生の汪棋さん(21)は「銅梁の学校にはたくさん舞龍隊があり、誰でも龍を操れると言っても過言ではない」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年2月9日
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