公共の交通機関の分野を見ると、北京ではすでに、北京市・天津市・河北省の路線バス共通カードを利用して、天津や河北省から来た人が路線バスに乗車することができるようになっている。北京市・天津市・河北省の共通カードが利用できるよう、北京市では昨年末に全ての路線バス(団地と企業を結ぶ貸切路線バスは除く)を対象に、読み取り機のアップグレードが実施され、その他、天津、河北省の石家庄、滄州、保定、邯鄲、張家口、承徳、廊坊などの都市でもそのテストがクリアした。王市長は、「北京市・天津市・河北省の共通カードは現在、この12都市で利用できるようになっている。今年は北京市・天津市・河北省の全ての路線バスで利用できるようにしたい。今年年末には、地下鉄で共通カードが利用できるようになる計画」と話す。
近年、北京市・天津市・河北省協同発展の推進が加速し、中でも重要な位置を占める交通コネクティビティの実現が加速している。昨年12月、北京・天津・河北省の都市間鉄道網計画が国務院の認可を受けた。同計画では、30年までに北京市・天津市・河北省で、南北4本、東西4本、周囲1本の「四縦四横一環」を骨組みとした都市間鉄道網の実現を目指すとしている。また、20年までに、北京市・天津市・河北省では、北京と河北省の霸州、唐山、崇礼を結ぶ鉄道など9のプロジェクトが実施され、その総距離は約1100キロ、現段階で2470億元(約4兆755億円)が投じられる予定だ。
(編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月9日
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