第二に世界の発展の大勢だ。中米は共にグローバル化の受益者であり、両国は調整と協力を強化して初めてグローバル化のもたらす様々な悪影響に対処できる。近年、中国は高まり続ける総合的な力と協力・ウィンウィンの外交戦略によって、大きな外交的空間を創造しており、米国との戦略的角逐において大きな融通の余地がある。中米関係は中国にとって最も重要な二国間関係だが、唯一ではない。中国が米国の圧力に屈することはない。
第3に中米両国の大局だ。トランプ大統領の選挙戦のスローガン「米国を再び偉大にする」は、就任後にホワイトハウスウェブサイトのホームページに掲載され続けている。これはトランプ大統領の「アメリカンドリーム」だ。中国にとっては「中華民族の偉大な復興の実現」が「中国の夢」だ。字面から見て、両者は同工異曲だ。協力を拡大し、溝を管理・コントロールして初めて、両国の夢の実現を確保できる。
中米の建設的互恵関係の発展には協力が必須であるのは明らかだ。習主席が指摘したように、中米両国唯一の正しい選択は協力だ。トランプ大統領は習主席に、米中両国は互恵・ウィンウィンを実現できると語った。
中米の建設的互恵関係の発展に対して双方には基本的な認識とコンセンサスがあると言うべきだろう。現時点で、両国は良好な相互作用を強化し、中米関係の基調が偏らないよう確保し、両国関係がすり合わせ期を早期に終えられるよう確保する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年2月10日
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