「男が多く女が少ない」現象は、経済発展に影響を及ぼすのだろうか?ある経済学者は、「男女比のアンバランスが著しい地域では、親はさらなる努力を重ねて仕事に励み、財産を増やして子供の競争力を引き上げるよう努めている。また、これらの地域では、創業することでより多くの見返りを得ることを希望する人が多く、これによってGDPの成長が促された。だが、社会全体の幸福感の向上を伴わないこのような成長は、持続性のあるものとは言えない」と指摘した。
「独身問題」という難問を解決するには、結局のところ、本質的なことから手をつけなければならない。二人っ子政策の全面実施にともない、中国における人口男女比アンバランスの局面は、やや是正される見通しがある。だが、男女平等をめぐる観念の普及や政策による支援も、引き続き推し進めていく必要がある。まずは、社会における平等を大々的にPRし、法体制を整備し、就業などでの男女差別を撤廃し、女性が男性と同等に就業する権利を保護しなければならない。次に、計画出産による子供が女児だけの家庭の老後の保障問題や子どもの成長プロセスなどにおける問題を適切に解決し、女児および子供が女児だけの世帯の発展力を高める必要がある。このほか、非合理な胎児の出生前性別判定や性別選択による人工妊娠行為も一掃しなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年2月13日
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