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日本人のファッション文化と心理(三) (2)

人民網日本語版 2017年02月16日10:56

日本は、非常に保守的であるものの、50年の発展の歴史を経て、ファッションの流行も消えてはまた復活するという循環を繰り返してきたため、消費心理も非常に成熟しており、ブランド品やぜいたく品へのあこがれは依然として強いものの、その心理は、一攫千金を成し遂げて欲望を制御できない人とは大きく異なる。数十年の発展を経験してきた資本主義国の国民である日本人は、ベテラン消費者であり、経験豊富な宝石鑑定士のようだ。

服という目に見える要素は、いつでも社会のルールや人の意識を映し出してくれる。女性からすると、ファッションはその人の生活に対する理解を反映している。例えば、上海の高齢の女性は、たとえ数十年前の服であったとしても、それをきちっと着こなし、清潔感にあふれている。筆者は日本である高齢者女性の姿、振る舞いに強い印象を受けたことがある。ある時、国学院大学に向かう路線バスに乗った時に見かけたその女性は、あっさりしたヘルシーなものを食べて小柄な体格を保っていることが見て取れ、ゆったりとしたロングスカートに同系色の半そでのシャツを合わせ、さわやかな色のスカーフを首に自然に巻いたファッションは本当にエレガントだった。その優雅で落ち着いた女性を見て、私は、「戦後の荒れた時代と高度成長期、反抗や熱血に満ちた青春時代など、移り変わりの激しい時代を経験し、今は角が取れて落ち着いていたのだろう」と感じた。

国も人も同じで、自身の経験に基づいて自分の世界を形作るものだ。表面的には、同じ高度に成長した現代文明を享受しているように見えるが、それと向き合う心には大きな差がある。誰でも自分でいろんな事を経験してはじめて少しずつ成長したり、女性なら誰でも服をたくさん買って初めて、自分のスタイルを確立していったりするのと同じく、どの国もこのような過程を経なければならない。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年2月16日


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