「タマネギ頭」の黒柳さんは生きたレジェンド
03年に「窓ぎわのトットちゃん」を刊行して以降、新経典文化はこれまでに黒柳さんの作品16作を刊行してきた。心理学界や教育界は、「トットちゃん」シリーズは世界中の数千万人の読者に笑顔と感動をもたらしただけでなく、現代教育に新たな活力を注入したと評価している。
黒柳さんはベストセラー作家であるが、日本人にとって最もおなじみの姿は「タマネギ頭」でテレビ番組の司会を務める黒柳さんだろう。15年、黒柳さんの冠番組である「徹子の部屋」は放送1万回を迎え、同一司会者番組の最多放送回数記録で、ギネス世界記録に認定された。
84歳の黒柳さんは今では生きたレジェンドで、その伝説の秘密は「トットちゃん」の中に隠されているのかもしれない。幼少期に、多動性障害と推測され、教師に叱られ、小学校を1年生の時に退学させられた黒柳さんは、自由な教育を取り入れるトモエ学園で、歩むべき方向を見つけることができた。黒柳さんが作品の中で綴っているように、「学校での勉強は、無表情で知識を頭から頭に詰め込んでいくということではなく、教師と生徒がいつも心の触れ合いをすること」であるはずだ。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年2月22日
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