スーパーで買い物をした時に一番面倒なのがレジに並ばなければならないことだ。特に祝祭日に大型スーパーで買い物するとなると、小一時間はかかるということも珍しくない。そんな中、北京の一部のスーパーに「セルフレジ」が登場し、市民の間で話題になっている。商品のバーコードを機械でスキャンすると、画面に商品の値段が表示され、「確認」を押すと、スマホや銀行カードなどを使って支払いを済ませることができる。この便利な精算方法が導入されたことで、ネットショッピングに慣れた若者がスーパーに戻ってきているという。北京日報が報じた。
人件費節約 レジ待ちも短縮
総合スーパー・永輝超市の北京区公共事務部の責任者・劉東さんによると、「セルフレジは新しいもので、初めはほとんどの消費者に受け入れられなかったが、使い方を説明したり、スマホによる決済が普及したりしたことで、少しずつ利用者が増えてきた。西紅門店を例にすると、今年の春節(旧正月、今年は1月28日)前にセルフレジの設置を申請し、設置されると使用率が非常に高くなっている。これによって、人件費の節約になると同時に、レジに長蛇の列ができるという問題の緩和にもつながっている。今後新たにオープンする全てのスーパーにセルフレジを導入する計画」という。
無人化進むスーパー アプリでスキャンして決済
最近、米ネット通販大手アマゾンがレジで決済不要の無人コンビニ「Amazon Go(アマゾン・ゴー)」の展開を発表し、SNSで大きな論議を呼んだ。決済不要のため、レジに並ぶ必要もなく、顧客は入店時に、アプリを開いた状態でスマートフォンをゲートにタッチして本人認証を行う。手に取った商品は、アプリ上のカートに自動的に入れられ、店を出るだけで、決済が自動的に完了する。カメラやセンサー、ディープラーニングなどのAI技術を使って、顧客がどの商品を手に取り、どの位置にあるかを認識する。
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