〇「転職組」が多い業界は?-不動産・建築業が突出
報告によると、業界別に見たところ、実際に転職活動を行うホワイトカラーの割合が最も高かったのは、不動産・建築業で、78.6%に達した。
これについて、報告は、「不動産市場は2016年、非常に活況を呈し、人材需要がかなり高かった。2017年も全国各地のコントロール政策が強化される傾向になり、不動産市場の変数がかなり大きいことから、転職を選択するホワイトカラーの割合は最高になると予想される」と分析している。
不動産・建築業に続いたのは、貿易、卸売、小売、賃貸、日用消費財、耐用消費財業界で、実際に転職活動を行ったホワイトカラーの割合は78.4%。交通、運送、物流、倉庫業界は競争の激しい業界で、人材流動率がずっと高い状態にあり、今回の調査では、実際に転職活動を行ったホワイトカラーの割合は77.9%だった。
このほか、金融、サービス、文化、マスコミ、娯楽、スポーツ、IT、通信、電子、インターネットの各業界のホワイトカラーの転職率もかなり高かった。報告によると、これらの業界は発展が目覚ましく、各企業の人材募集ニーズが高く、需要側・供給側がお互いに選びあっていることが、ホワイトカラーの流動率が高い理由となっている。
〇「転職組」が多いポストは?-仕入、販売、設計、運営担当が上位
報告によると、ポスト(業務担当)別に見たところ、仕入、販売、設計、運営担当が、ホワイトカラーの転職で最も多いポストで、2017年春に実際転職活動を行った人の割合は軒並み約8割に達した。これらのポストはいずれも、人材ニーズと人材流動性ともにかなり高い。
報告では、「中国の中小企業数は増加の一途を辿っており、マーケティング職や技術職の人材を求める企業は増え続けている。これが、流動性が高まる要因となっている」と指摘されている。
また、報告によると、実際に転職行動に出るホワイトカラーの割合が低いポストは法務職で、66.7%だった。
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