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「一帯一路」が両会のホットワードに

人民網日本語版 2017年03月02日13:16

中国の「両会」開催が近づくにつれ、「一帯一路」(the belt and road)に国際社会の注目が集まっている。パキスタンの駐中国大使はこのほど「大多数の国際ウォッチャーと同様、私は両会の各議事日程に大変注目している。特に経済とコネクティビティ分野だ」と述べた。大使は今年の両会によって「一帯一路」の建設を加速することを期待している。人民日報が伝えた。

「一帯一路」(英語:The Belt and Road 略称B&R)は「シルクロード経済ベルト」と「21世紀の海のシルクロード」の略称であり、中国の習近平国家主席が2013年に提唱した時空を超えた戦略構想であり、関係国が互恵・ウィンウィンの「利益共同体」と共同発展・繁栄の「運命共同体」を築くことを強調している。地域的には3大陸を覆い、中国から発して中央アジア、東南アジア、南アジア、西アジア、さらには欧州の一部を貫き、沿線国・地域は66に上る。

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)香港の企業融資部の主管によると、中国が「一帯一路」を提唱して以来、域内プロジェクトの投資金額は増加傾向にあり、年間平均成長率は33%に達した。昨年、「一帯一路」沿線国・地域のGDPの平均成長率は4.6%で、新興エコノミーの平均成長率3.6%を上回った。

「一帯一路」は各方面で世界に恩恵をもたらしている。中国商務部(商務省)研究院区域経済協力研究センターの張建平主任は人民日報の取材に「現在、一帯一路は沿線国のインフラ改善の推進を基礎に、双方向貿易、投資協力がその重要な足がかりとなっている」と指摘した。

商務部の統計によると、2016年に中国と「一帯一路」沿線国の輸出入総額は約9184億ドルに達し、0.6%増加した。中国企業は「一帯一路」沿線20数カ国で56の経済・貿易協力区を設置し、累計投資額は185億ドルを超え、沿線国に11億ドル近くの税収と18万人の雇用をもたらした。

「一帯一路」は今年5月にも国際社会の焦点となる。「一帯一路」国際協力サミットフォーラムは5月14、15両日に北京で開催される。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年3月2日

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