国務院の李克強総理は5日、第12期全国人民代表大会第5回会議で政府活動報告を行い、「2016年の通年の経済社会発展の主要目標任務は円満に達成された。第13次五カ年計画は順調なスタートを切った」と述べた。新華社が伝えた。
李総理は次の点を指摘した。
▽経済運営は緩やかさの中で安定を求め、安定の中で好転した。国内総生産(GDP)は74兆4千億元(約1229兆2877億円)に達して、前年比6.7%増加し、世界のトップクラスに名を連ね、グローバル経済成長への貢献度は30%を超えた。消費者物価指数が2%上昇した。工業企業の利益は前年の2.3%減少から8.5%増加に転じ、単位GDPあたりのエネルギー消費は5%減少し、経済発展の質と利益が目立って上昇した。
▽雇用の増加が予測を上回った。通年の都市部における新規就業者数は1314万人だった。大学卒業生の就職者数と起業者数が再び過去最高を更新した。年末の都市部の登録失業率は4.02%で、ここ数年で最低だった。13億あまりの人口を抱えた発展途上国が、雇用にゆとりをもつということは、たやすいことではない。
▽改革開放が踏み込んで推進され、重要分野と重点段階での改革が飛躍的な進展を遂げ、供給側構造改革が一定の成果を上げた。対外開放で新たな措置が打ち出され、「一帯一路」(the belt and road)建設の進展が加速し、一連の重大プロジェクトと国際生産能力協力プロジェクトが実施された。
▽経済構造の調整が加速した。消費が経済成長の中で主要な牽引の役割を果たした。サービス業の生産額の対GDP比は51.6%に上昇した。ハイテク産業、設備製造業が急速に伸びた。農業は安定の中で調整を進めて優位性を獲得し、穀物は再び豊作となった。
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