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観光産業発展計画 国民経済への貢献度12%以上に

人民網日本語版 2016年12月27日13:56

李克強総理の調印・批准を経て、国務院はこのほど「『十三五』観光産業発展計画」(十三五は第13次五カ年計画のこと)を発表した。同計画は第13次五カ年計画期間の観光産業発展の全体的構想、基本的目標、主要任務、保障措置を確定しており、今後5年間の中国観光産業発展の行動綱領と基本的指針になるものだといえる。新華社が伝えた。

同計画は、第13次五カ年計画期間の観光産業の発展で実現すべき4つの目標を掲げる。1つ目は観光経済の安定的成長だ。都市部・農村部の海外旅行者数の年平均増加率を10%前後とし、観光総収入の年平均増加率を11%とし、観光への直接投資の年平均増加率を14%以上とすることを目指す、2020年をめどに、観光市場の全体的規模をのべ67億人とし、観光投資を総額2兆元(約50兆6554億円)とし、観光産業の総収入を7兆元(約118兆1657億円)とすることを目指す。2つ目は総合的利益を目立って向上させることだ。観光産業の国民経済に対する総合的貢献度を12%以上にすることを目指す。3つ目は国民をより満足させることだ。観光や交通がさらに便利で快適なものになり、観光をめぐる公共サービスが一層整ったものになり、有給休暇制度がスピーディに実施され、市場秩序が著しく好転し、文化的な観光のムードが定着し、観光をめぐる環境がより美しく整い、「トイレ革命」が著しい成果を上げることを目指す。4つ目は国際的影響力を大幅に向上させることだ。インバウンド観光が持続的に成長し、アウトバウンド観光が健全に発展し、観光産業の発達した国との差が大幅に縮小することを目指す。

同計画は、観光産業の革新による駆動、協調推進、グリーン発展、開放協力、共同建設と享受など各方面の任務を全面的に実施することを求めており、そのために次の6つの措置を打ち出した。

(1)理念の革新、商品の革新、業態の革新、技術の革新、市場主体の革新を突出させ、優良観光エリアの建設を推進し、レジャー・リゾート商品の開発を加速させ、農村観光の発展に力を入れ、紅色観光(中国共産党の革命の歴史をたどる観光モデル)の発展水準を向上させ、ドライブ旅行やキャンピングカーでの旅行の発展を加速させ、海洋・ウォーターフロント観光の発展に力を入れ、氷雪観光を積極的に発展させ、低空観光の育成を加速させる。

(2)観光産業の空間配置を最適化し、地域の枠を超えた観光都市で構成される5大ボーダーレス観光都市群を育成強化し、地域の枠を超えてさまざまな特色を備えたボーダーレス特色観光機能エリア20カ所を建設し、国の優良観光ベルト10本を構築し、国家観光風景ロード25本を育成し、特色ある8大観光目的地の建設を推進する。

(3)交通インフラ建設を強化し、情報コンサルティングなどの公共サービスシステムを充実させ、観光の各産業要素の更新・バージョンアップを推進する。

(4)消費サイドでグリーン観光消費を提唱し、供給サイドでグリーン開発と省エネ・汚染物質排出削減を強調する。

(5)観光開放の新たな局面を構築し、積極的な観光外交戦略を実施し、インバウンド観光の振興に力を入れ、大陸部と香港・澳門(マカオ)地区との観光協力、大陸部と台湾地区との観光協力をそれぞれ深化させ、アウトバウンド観光を秩序をもって発展させ、観光産業の開放発展をより深く、より幅広いものにする。

(6)農村観光による貧困扶助事業の実施に力を入れ、観光産業における起業と雇用を推進し、観光市場の秩序を規範化し、文化的な観光の推進に力を入れ、観光のセーフティネットを構築し、観光サービスの品質向上計画を実施し、文化的で安全で便利で快適で効率の高い観光環境を創出する。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年12月27日

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