湖北省武漢華夏理工学院の食堂には最近、「司音燻製肉」、「夜華鴨肉のビール煮込み」などの、新メニューが登場し、学生の間で話題になっている。実はこのメニューには、人気ドラマ「三生三世十里桃花(Ten great III of peach blossom)」の登場人物の名前である「司音」や「夜華」がつけられており、売り場では、微信(Wechat)のモーメンツに看板を投稿するとドリンクが1本ゲットできるキャンペーンも行われていた。中国新聞網が報じた。
15日昼の12時ごろ、同校の食堂の2階に行くと、ピンクの看板の一番上に黒字で「三生三世川蜀情」と書かれており、その下にチキンカツや手羽先料理、ブタの煮込み料理などメニュー10種類が書かれていた。そして、全ての料理に「三生三世十里桃花」の登場人物の名前が入っていた。そこに並んでいた学生の多くはスマホでその看板の写真を取り、微信(Wechat)のモーメンツにそれを投稿していた。
この売り場の唐さんによると、「ここは四川料理専門店。場所が後ろのほうにあるため、料理の売れ行きがずっとよくない。最近、家族がみんな『三生三世十里桃花』を見ていて、料理名と登場人物を組み合わせれば、学生に気に行ってもらえるに違いないと思った。学生の注目を集めるために、うちの看板を写真に撮ってモーメンツに投稿すれば、ドリンクを1本プレゼントするキャンペーンなども行っている」という。
「三生三世メニュー」を打ち出して以降、多くの学生がうわさを聞いてやって来るようになり、売り上げが以前よりかなり増えたという。
学生らの反応はというと、同校で電気機械自動化を専門に学ぶ周俊さんが、「このような宣伝の仕方なら、学生も好き」と歓迎する一方、視覚伝達を専門に学ぶ駱子萱さんは、「芸能人の名前をメニューに入れるというのは、気分のいいものではない」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月17日
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