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人民網日本語版>>経済

注目を集める二次元の世界 潜むビジネスチャンス (2)

人民網日本語版 2017年03月23日08:42

この2作品が二次元ファンを熱狂させたというなら不十分で、実際には熱狂は二次元ファンにとどまらない。「エビよ、行くぞ」というイラストとフレーズがブログや「微信」(WeChat)の「朋友圏」(モーメンツ)で大流行し、動画サイトがツッコミやコメントを楽しむものになり、こうした徐々に蔓延する二次元文化が、ついに二次元市場の扉を開けた。

▽二次元を好むのは誰?

艾瑞諮詢(iResearch)がまとめた「2015年中国二次元ユーザー報告」をみると、二次元ユーザーとは若い学生たちだという。年代では、90後と00後が90%以上を占める。ここ数年、漫画アニメ作品を入手するハードルがどんどん下がり、90後や00後を中心とする若い世代がより多様な二次元文化に簡単に触れられるようになった。

現在、消費能力の高い80後(80年代生まれ)や85後(85年以降生まれ)は一家を支える状況にあり、1億5千万人に上る90後が次なる消費市場とみなされる。ユーザー報告をみると、00後の毎月の平均消費額は577.3元、90後は1千元を超える。

若い世代が徐々に文化クリエイティブ産業の舞台に登場するようになり、消費の観念やスタイルにも大きな変化が生じた。若い世代は知的財産権(IP)への関心や正規版の製品にお金を使いたいと考え、コメントを寄せたり、ネットドラマを見たりすることを好み、舞台パフォーマンスやミュージカルやアイドルのファンクラブをバックアップするためにお金を使いたいと考える。彼らにとって二次元消費は楽しく、それだけの価値のあるものなのだ。


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