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人民網日本語版>>経済

注目を集める二次元の世界 潜むビジネスチャンス

人民網日本語版 2017年03月23日08:42

数年ほど前には、二次元の世界は人気のない話題だったが、ここ2年ほどの間に各種資本の投資の注目点に変身した。新華網が伝えた。

メディアが伝えたところによると、このほど発表された「二次元産業投資地図」では、2016年に中国では二次元産業における公開の資金調達が73件行われ、調達金額は約25億元(1元は約16.2円)に達した。14年の1億6200万元、15年の5億4600万元と比較すると、増加率は約400%というものすごい数字になる。

▽二次元文化の蔓延

日本・東京の街並みを歩くと、いろいろなところで二次元の息吹が感じられる。池袋の乙女ロードには漫画・アニメ関連の店、音響映像製品を取り扱う店、中古店がひしめき、秋葉原の電気街では店から出ると巨大なSEGAのマークやAKB48劇場が目に飛び込んで来る。

中国では二次元の世界をこれほどありありと感じることはない。上海市や広州市などの一線都市では大規模な漫画アニメ展やイベントがしょっちゅう開催されているが、そこに二次元の影を見ることは少ない。だが実際には、二次元は90後(1990年代生まれ)や00後(2000年代生まれ)の生活に深く浸透している。

同人、腹黒、オタク、中二病、ツンデレといった一連の二次元ワードの普及に伴い、異次元文化が少数の人々のものから大衆のものへと徐々に変化し、三次元に登場する頻度や普及率も上昇を続けている。

16年に二次元の世界ではよく知られた2つの作品が登場した。1つは網易のモバイルゲーム「陰陽師」、もう1つは新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」だ。「陰陽師」の1日のアクティブユーザー数が1千万人に達し、ゲームに出てくる「スーパースーパーレア」(SSR)、「非酋」や「欧皇」(ともにキャラクター名)などの言葉が広く応用され、極めて大きな影響を与えている。「君の名は。」は日本で興行収入が205億円を突破し、日本映画史上の興行収入第4位に躍り出た。中国大陸部でも1カ月間上映され、5億6千万元の興行収入を上げて、現在、中国で上映された日本映画の中で最も多くの興行収入を上げた作品となっている。


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