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築地市場の移転問題、都民の神経を逆撫でする問題続出  (2)

人民網日本語版 2017年03月30日14:21

小池知事は、築地市場と豊洲市場の調査を行い、2009年2月に4316億円だった豊洲市場の総事業費が36%増の5884億円に膨張していたことが判明。移転延期発表後、豊洲市場の主要な建物の敷地に盛り土が行われていないにもかかわらず、東京都の公式サイトには全て入れ替え、2.5メートル分の新しい土で盛ったと記されていることも判明した。調査の結果、東京都は盛り土の工法を採用しておらず、いつの間にか地下空間を作る工法にすり替えられていたことが分かった。豊洲市場の工事は地下に空間を作る設計図で行われていた。

その後の豊洲市場の地下水の調査で、関連当局が環境基準値や指針値を超すベンゼン、水銀を検出した。そのため、その環境の安全性に対する懸念が、築地市場の業者に一気に広がった。そして、東京都が最終的に「安全」と発表したとしても、この移転をめぐる一連の騒ぎによる消費者のマイナスイメージはぬぐえず、市場の販売に影響が出ると見られている。

さらに深まる闇 にっちもさっちもいかない東京都

事の真相を知るため、東京都議会百条委員会は今月20日、豊洲市場への移転を決めた当時の石原慎太郎元知事を証人喚問した。しかし、石原元知事は「記憶にない」、「専門家じゃない」と責任逃れの返答を繰り返した。また、東京ガスとの用地買収交渉についても、「浜渦武生元副知事に一任していた」と答えるにとどまった。石原元知事の陳述により事の真相が明らかになるどころか、逆にメディアや国民に不満を覚えさせ、失望させるものだった。石原元知事は肝心なことになると、「知らない」、「記憶にない」とけむに巻き、明らかに責任逃れをしていると傍聴者たちは批判した。


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