中国公安部(省)が明らかにしたところによると、現時点で、中国全土の公安機関出入国管理部門が発効した電子パスポートは累計9800万冊以上で、今のペースでいけば4月中に1億冊を突破する見込み。そうなればEで始まり8ケタの数字からなっていたこれまでのパスポート番号が枯渇し、新たな番号が採用されることになる。人民日報が報じた。
近年、中国の経済・社会は継続的に健全な発展を見せ、出国する人が年々増加しているのを背景に、パスポートの発行量も激増している。2012年3月、電子パスポートの発行が始まり、年間約20%のペースで増加。これまでに使われていたパスポート番号は枯渇することになる。
電子パスポートを筆頭に、「通行証」などの電子化改革も段階的に進められている。現在、香港と澳門(マカオ)の住民が中国大陸部を行き来するための「通行証」や台湾の住民が中国大陸部を行き来するための「通行証」、中国大陸部の住民が香港や澳門を行き来するための「通行証」などは全て電子化されている。偽造防止能力や外観のクオリティを高めると同時に、公安機関は必要な資料の簡素化も進めている。16年、中国大陸部の延べ7900万人が電子パスポート、または「通行証」を使って、出入国審査の手続きがスピーディーにできる「 自動化ゲート」を通過した。同数字は、出入国のために税関を通った中国大陸部の住民の30.6%を占める。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月3日
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