3月29日、モバイル端末向け「Google 翻訳」はバージョン5.8までアップグレードされており、AndroidでもiOSでも正常に使用可能だ。今回の更新では、音声翻訳、リアルタイム翻訳、オフライン翻訳、英語と韓国語間のカメラ翻訳が可能になった。科技日報が伝えた。
Googleによると、今回の最大の変化は「中国人ユーザーの使用体験の改善」としており、事実その改善を目指している。Googleは2010年に中国市場撤退を宣言すると、控えめな姿勢を続けてきた。一方でフェイスブックとアップルは、積極的な動きを見せている。マーク・ザッカーバーグCEOはフェイスブックの中国進出に向け、何度も訪中し高官と会談している。アップル社のティム・クックCEOも頻繁に中国を訪れており、このほど中国での投資を拡大し、研究開発センターを2ヶ所新設すると表明した。彼らは広大な中国市場の他に、中国の多くのイノベーターを重視している。アプリ更新は小さなことに見えるが、Googleの期待を示している。中国なき世界経済は不完全であり、中国市場なき国際市場も不完全だと分析する見方もあるように、Googleが中国に戻るためには、まだまだ長い道のりになると見られている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年4月5日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn