強盗に遭ったり、心臓発作を起こしたり、火事が起きたりなどの緊急時に、ワンタッチで助けを呼ぶことができるアプリが広東省広州市で発表された。今回発表されたのは、緊急時に助けを求めたり、緊急事態を知らせてくれたりする中国初のアプリ。暨南大学の厖素琳教授が発明・設計し、広東省の科学技術企業が開発した。南方日報が報じた。
同アプリの発表会で、厖教授は、「ユーザーは緊急事態に直面した時にアプリを通して、110番通報(警察)や120番通報(救急車)、122番通報(交通事故)、119番通報(消防署)などを行い、助けを求めることができる。また、緊急事態通知メッセージを家族や友人などに、ワンタッチで送ることができる」と説明した。
その他、同アプリを通して、周囲で起きた緊急事態情報を送受信したり、調べたりすることができる。ユーザーは緊急事態の状況を文字や画像、動画にしてプラットフォームに送信し、「警報を発令」できる。さらに、ユーザー同士で対話できる機能も付いている。
同アプリを開発した広東巴拿赫大数据科技有限公司によると、4月中旬から同社のサイト(http://www.banach.top)でQRコードをスキャンしてダウンロードできるようになり、3ヶ月以内は無料で使用することができる。
同アプリが発表されたことについて、発表会に出席した広東省人材サービス局の何啓謀局長は、「同アプリは社会で起きる緊急事態に対応したり、個人の安全を守ったり、緊急事態管理の発展を推進したりする点で重要な役割を果たす。今後、当局はハイレベル人材の成果をPRできるプラットフォームを利用して、これらのプロジェクトをPRし、社会公共管理と緊急事態管理のためにプラスのエネルギーを注ぐ」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月7日
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