「ロシア人は、ベラルーシと中国がロシアにとって最も友好的な国家であるとしている」-ロシア・スプートニク10日付報道によると、レバダ・センターの世論調査の結果、多くのロシア人が、ロシアの最大の友好国はベラルーシと中国であるとの認識を抱いていることが分かった。特に、兄弟国であるベラルーシに対するロシア人の好感度は高まり続けており、昨年の76%から今回は79%に上昇した。だが、その一方で、ベラルーシに対してマイナスのイメージを抱くロシア人の割合も、昨年の7%から13%に増えた。中国に対するロシア人の好感度は78%に達し、高水準を維持している。中国に対してマイナスイメージを抱くロシア人は13%。トルコに対して好感度を抱くロシア人の割合は47%、マイナスイメージを抱く人の割合は34%だった。環球時報が伝えた。
また、ロシア人の半数以上が、欧米諸国に対してマイナスイメージを抱いていた。このうち米国に対してマイナスイメージを持つ人の割合は52%で、今年1月の調査から3ポイント上昇した。EU諸国に対してマイナスイメージを抱くロシア人の割合は53%。この世論調査が3月31日から4月3日の間に実施されたことは注目すべきだ。というのも、調査期間は米国によるシリア空軍基地の空爆が行われる前だったからだ。
ロシア「イズベスチヤ」紙の報道によると、ロシア戦略研究所のミハイル・レーミゾフ所長は、「ロシア人がベラルーシと中国に対して好感を抱いていることは予想していたが、トルコが第3位に入ってことは意外だった。これは、地縁政治の変化に伴いロシア人の考え方が変化したことを表している」との見方を示した。ロシアの元外交官・オルジョニキーゼ氏は、「ロシア人に限らず、欧州諸国の人々もずっと、米国が何かにつけすぐに武力を行使する傾向が高いことから、米国に対してマイナスイメージを抱いていた」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月11日
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