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科学調査船「雪竜号」、南極科学観測から帰還

人民網日本語版 2017年04月11日11:14

中国国家海洋局極地研究所の科学調査船「雪竜号」は10日午前、第33次南極科学観測の任務を終え、長江の河口に到着した。人民日報が伝えた。

雪竜号の33回目となる南極科学観測と輸送・補給任務による作業日数は161日間にわたり、航行距離は合計で約3万5000カイリ。雪竜号は「1船・4基地」南極一周航行計画を無事完了した。中国の南極における長城基地、中山基地、崑崙基地、泰山基地で任務を遂行し、南極海のプリッツ湾、ロス海、南極半島沖などの海域で海洋総合調査を行い、さらにイネクスプレシブル島の新基地建設先の調査任務を順調に完了した。雪竜号は2月1日、南緯78度41部のロス海の海域に入った。これは雪竜号が南半球で到達した最高緯度であり、世界の科学観測船の南極海における最南記録を更新した。そして今回の観測で、中国極地科学の海・陸・空立体化共同観測の新時代を切り開いた。中国初の極地固定翼機「雪鷹601」は南極内陸部の最高地点を飛行し、標高4000メートル以上の崑崙基地で業務化着陸を試みた。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年4月11日

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