中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、アデン湾・ソマリア海域で最近海賊の活動が増加傾向にあることを受け、護衛任務引き継ぎのため同海域へ航行中の海軍第26次護衛艦隊は海賊対処訓練を強化した。人民網が伝えた。
現地時間11日、海賊の快速艇に追撃された商船が護衛艦隊に遭難信号を発したとの想定で訓練は実施された。艦隊指揮所は直ちに海賊対処配置を命令。「黄岡」「揚州」が事件発生海域へ高速で向かった。
艦隊は艦載偵察設備を総合的に運用し、商船と海賊の状況をリアルタイムに把握。艦載ヘリコプターが飛立って警告射撃を行い、特殊部隊員が突撃艇で接近し、偵察・排除にあたった。
王仲才指揮官は取材に「ここ1カ月、アデン湾及びその周辺海域では海賊による船舶襲撃事件が相次いでいる。われわれは実戦に即し、複雑で困難な状況に立脚して、海賊対処作戦の流れを熟知し、対処計画を検証しただけでなく、部隊の緊急対処能力を高め、今後の護衛任務を首尾良く達成するための強固な基礎を固めた」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年4月14日
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