中国公安部(省)はこのほど、中央全面深化改革指導チーム第32回会議において審議・通過した「外国人永住居留証便利化改革方案」を印刷・発行した。これは、外国人永住居留証(中国版グリーンカード)の便利化改革が正式に始動したことを意味する。同方案によると、外国人永住居留証便利化改革は2017年第2四半期(4月-6月)中に完了すると見込まれている。人民日報が伝えた。
改革後、外国人永住居留証の実用機能は大幅にアップし、機械可読・検証機能が今回新たに付加されることで、中国での永住居留証所持者の就労と生活がさらに便利なものとなる。外国人永住居留証便利化改革は、国家による人材の優先的な発展戦略に確実に貢献し、問題解決へとしっかり導き、前向きに社会の関心に対応する政策だ。また、外国人永住居留証の機械可読・検証機能を実現し、部門間の情報共有を実現し、中国に永住する外国人に対して良質な社会サービスを提供し、彼らの満足感を大幅に高めるものと期待される。
外国人永住居留証改革措置の具体的内容は以下の通り。
1 証明書の名称を「外国人永住居留証」から「外国人永住居留身分証」に改め、身分証明書としての機能を強化する。
2 合理化設計された第二世代住民身分証を参考に技術基準の統一化を図り、証明書にチップを組み込んで証明書発行管理情報を記録、第二世代住民身分証が備えた機械可読・検証機能を外国人永住居留身分証にも付加した。
3 鉄道・民用航空・保険・ホテル・銀行など関連情報システムを改良し、中国に永住する外国人情報の部門間共有を実現する。
4 的を射た効果的なPR活動を展開し、「外国人永住居留身分証」の認知度を高め、関連部門や業界における業務トレーニングを強化し、身分証所持者が行うさまざまな事務手続きの処理を利便化する。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月18日
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