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61年続いた北京の食料品店が近く閉店 別れを惜しむ顧客たち (2)

人民網日本語版 2017年04月22日09:34

桃楊路食料品店の外観(撮影: 李卿)

桶から味噌をすくい、はかりに載せて重さを量る。そろばんで帳簿をつける。これら一連の作業を王さんは来る日も来る日も繰り返してきた。「1950年代からずっと、この店の様子は変わっていない。改装は一度もしたことがない。はかりや商品棚は、当時のものを使っている」と王さんは説明した。

王さんの店の噂を聞きつけて来店した楊さん(女性)は、「以前、メディア報道でこの店のことを知り、西四環から味噌を買うためにわざわざやってきた」と話した。彼女はこの時、大豆味噌を約5キロも購入した。

30歳過ぎの楊さんはそれまで、量り売りの味噌を食べたことがなかったという。「高齢の家族のために買って帰り、彼らが昔食べたことがあるかどうか確かめたい」と楊さんは話した。

写真を撮る目的で王さんの店に来る人もいた。一眼レフカメラを携えて来店したある市民は、「長く続いたこの店の最後の時を記録するためにやって来た。いつも古びた店だけを撮影しても、取り立てて意味はない。ただ、このような古い街並みでの生活と、その生活が営まれてきた古い建物を撮影することには面白みがある」と語った。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年4月22日


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