同センターはイヤホンや充電器など関連部品の回収量も相当なもので、部品室には2300あまりの仕分けコーナーがあり、作業員は部品をスキャナで読みとり、情報をシステムに登録する。
回収された携帯は必ず個人情報の処理を行うことになっており、作業員がシステムの復旧や出荷時の設定を回復したりする。それから充電版の上でバッテリーにつないで充電し、チェックが順調に行われるようにする。品質検査室の作業員は回収された携帯の外観、カラー、基本的性能、コア属性など8つの指標についてそれぞれ検査を行う。
ここ数年、中国は廃棄された電器電子製品の回収で努力を重ねてきた。たとえば2014年版「廃棄電器電子製品処理リスト」には携帯が入っており、リストは2016年3月1日の施行と規定されていた。だが細則の発表は遅れている。一般的に、携帯は検査が終わると、一括して保護袋に入れられて仕分けされ、倉庫に運ばれる。繁忙期には、検査担当者が一日に200台の回収携帯を検査しなければならない。同時に、システムが検査担当者の評価に基づいて自動的に価格設定をする。愛回収を代表とする回収企業は目下、携帯回収の標準ルールを普及させようと試行錯誤しており、「将来は、携帯の型番ごとに、それぞれに見合った定量的基準が制定されることが望ましい」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月4日
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